2008年に購入した REALFORCE 91UBK を長らく使ってきました。
まだまだ使える感じですが、レーザー刻印の文字はかなり薄くなり、たまにチャタリングも起こるようになりました。数年前新しいの買おうかと思ったら R2 になってスペースキーが長くなってしまい見送っていたのでした。macOS のようにスペースキー両側の変換、無変換に日本語入力のオン・オフを割り当てているのでスペースキーが長いのは耐えられないのです。HHKB も所有してますが、手が大きいので長時間作業ではフルピッチのキーキャップが使える REALFORCE がメインになっていました。
先日 REALFORCE R3 がリリースされ、スペースキーが R2 世代よりぐっと短くなりました。しかも Bluetooth 対応。早速ポチりました。
翌日には配送されてきたので 91UBK と取り替えてみました。まずはUSB ケーブルで接続。
変荷重か All 30g か迷いましたが、腱鞘炎気味なので指先に負荷の少なそうな All 30g を選んで正解でした。とても軽いタッチでタイプ音も静か。スペースキーは 91UBK よりやや長いですが無理なく使えます。
Fn キーと1〜4 キーの組み合わせで Bluetooth 接続先を切り替え可能です。Bluetooth と USB 切り替えは Fn + 5 で可能です。Fn キーは元々 Windows のコンテキストメニューを出すための特殊キーがあった位置に配置されています。Fn キーは右 Alt / 右 Ctrl よりも幅が広く取られており、切り替えで多用するための配慮がされています。
MacBook Pro と2台の Windows ラップトップ、そして iPad Pro と繋ぎました。MacBook Pro と1台のラップトップはマウスまで共有したいので有線 & USB 切替器で、あとは BT 接続。無線オンリーで使う場合は単三電池駆動ですが、有線だと給電状態になるため電池レスで BT も使えます。
MacBook Pro | 有線 |
ThinkPad | 有線 |
iPad Pro | BT1 |
Let's note | BT2 |
iPadOS は Magic Keyboard 以外の JIS キーボードは英語キーボードと認識するのが伝統でしたが、REALFORCE に関しては JIS 配列として認識してくれました*1。日本語の切り替えは Caps Lock キーを割り当てられるのでたまに使う用途としては十分です。何より置き場所に困っていた Magic Keyboad を片付けられるのがいいです。
ということで新 REALFORCE にはとても満足しています。BT による接続性もさることながら、軽く静かにタイピングできることに価値があると思いました。
キーマップやキースイッチの深さを設定するソフトウェアも提供されています。今のところカスタマイズは要らない感じなのでそのうち試してみようかと思っています。
追記) キーボードだけマルチペアリングで切り替えられても、マウスもセットで切り替えできないとつらい問題があります。ロジクールの MX Master とか導入してそれぞれ切り替えるという方法も考えられますが、Ctrl キー2連打でスイッチできる USB 切替器と比べるとイマイチそうです。今のところ BT がオフられているマシンも使ってるので、有線メインで BT は補助的と割り切ることにしています。
*1:iPadOS 側の仕様変更によるものかもしれません。