Software Design でちょっとした記事を書かせて頂きました。
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2015/03/18
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (2件) を見る
内容自体はこのエントリに全然関係ないですが、トラブル対応に関する記事です。
いろんなソフトウェアとかトラブル対応の様子を伝えるのに文章だけじゃきついねってことで、概念図とかイラストを入れることになり、イラストレーターさんに渡す図案を作る必要が出てきました。
仕事だったら PowerPoint とか UML ツール 使うところですが、概念が伝わればよいだけなので、テンプレートを選んだり素材を探したり、見栄えを整えたり・・・といった作業は全く不要です。昔なら iEdit を起動してたかもしれませんが、最近めっきり使わないし。
とりあえず、アナログにキャンパスノートを開いて手描きし始めました。紙は自由度高く描けるのはいいけど、デジタルに身体が慣れきってるのでコピペとか undo できないのツラい。
そこで iPad Air 引っ張り出して MetaMoJi Note を起動。前は Note Anywhere って名前だったけど半年ほど使わないうちにいつの間にか名前が変わってました。
このツールは書き味が凄くチューニングされてて、無料(Pro 版あるけどクラウド機能があるぐらいの差)。iOS / Android / Windows Store と全てのスマートデバイスに対応してるという神アプリ。思わず Su-Pen 買って愛用してました。
Su-Pen なしでも全然使えます(というかないほうが持ち替えとかなくてスムーズとも)。2本指と1本指を使い分けるこつをつかめば好きな解像度で自在に描けます。
昨日 Note Anytime の使い方を悟って、iPad で自在にモデリングやメモ取りが出来るようになった。Pen モードのままで2本指でスワイプ&ピンチすればよい。
— MH (@kondoumh) 2014年4月22日
MetaMoJi Note は、描いた線がベクトルデータで、かつタップ操作で自在に移動、拡大縮小、回転でき、グループ化も可能。デジタルのいいところが最大限活かせる感じです。
↑ こんな感じで、模式図なんかもサクサクと描けてしまいます。
フリーハンドの線描画はパソコンだとマウスとかタッチパッドではやりにくいので、ワコムとかのタブレットとスタイラスペンを使って近いことができますが、手元と画面が離れるため、タブレットのダイレクト入力感にはかないません。
Adobe が iPad のスタイラスペンを出したのも分かる気がします。
enchantMoon もこういうダイレクトなインターフェースとしてのペン入力により高次元のコンピューティングを目指しているように思います。
Surface にもスタイラスペンついてるし。
タブレット端末はコンテンツを消費するためのマシンとよく言われますが、キーボードがなくなったことで指やペンによるダイレクトなインターフェースをうまく活用できれば、パソコンをしのぐポテンシャルがあるんだ・・と、すっかりピロートップマシンと化してしまった iPad を眺めながら思った次第です。